Ninhursag Ninḫursaĝ

生きづらさの処方箋

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

激しめなミニマリスト

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず _ まったく現し世というものは儚いばかり人々は絶えることもなく行き交いながら世俗はとめどなく移ろい近づいては離れそれはまるで河の流れのように切が無く水はサラサラと舞いおどり跳ね戯れては…

心體の営為

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 誰かの心ない鉤爪にアタシは毟られる苦渋と涙で震えがとまらず枕に埋まり毛羽立つコメカミの疼きで齧られた朝 壮大な大宇宙の微塵にも満たない些細人さまにとってはミソっかすな退屈事でもアタシには死活問題だったりする 未練にべったり纏わりつい…

壮大なるネズミ算

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 貨幣とは人類最大の発明であるなどと云われるのは耳慣れた話だろうが、しかし。 夏のスイカと冬のミカンは収穫時期が違うのだから、顔を並べるのは叶わぬ大自然の理であるのだが、貨幣はそれを解決するための便利な媒介であることに異論はない。 け…

だいすきな きみへ

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ じぶんの背中を流すよりあなたの背中を流してあげるほうが簡単ねいまのわたしにはじぶんの救いかたが わからないけれどあなたのことなら 救ってあげられるそんな気がするの … きみは そう囁きながらこのカリブラコアを 抱いていたねその薄紫な 花笑…

鼻をつまんで今日をやり過ごす

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ ワタシは正常でありワタシは常識人である そんなふうに思いこんでいることが、実は悪意ある誰かによって都合よくスポイルされていた…なんてことはよくあるはなし。そう、たしかこんなことを云うひとがいた 創造主の手のうちにあるとき万物は充全に…

花より うんち

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ アイツにもいいところがあるのにそれをいっさい無下にしてさみんなで寄ってたかって悪いとこ探しなんだもの 小道にきれいな花が咲いてるのにそれを すげなくしてさみんなで無責任に臆面もなくうんちの色艶でもちきりなんだ おバカな都市伝説が大好…

ないことにする習性

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ コロナだロシアだ食糧危機だ世界情勢がボコスカだの金融がへんちくりんだの決算もボロボロ倒産廃業の大津波リストラ失業の大暴走 そうやってテレビはいつも捲し立てるのだ。毎度おなじみのショック・ドクトリン。煽る役者も捲られる役者も結局は同…

何者でもない こどく

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 苦手な友達でもね学校ではやっぱり付きあいをしていかなきゃなんないSNSは'既読にならない'不満を漏らしボクの'連絡しない権利'を侵害する それはとっても消耗することなんだじゃあ独りで居ればいいそんなふうに思ったりもするけれどもやっぱり…

着ぐるみ

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 争いや暴力、妬みや嫉み、恨みや悔やみ_どうやらこの星では、それが日頃の挨拶らしい。 荒くれた哀れさに淀んだ地球。それは頑強に粘着した偏狭な「時間と物質」のノイズが掻きむしる弊害であると察するのだ。 そもそも宇宙の理とは完き充全であり…

心像の深層に向日葵の涙

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 心は言葉という乗り物を借りて他者へと届けられる けれども言葉使いが優しくても心も優しいとはかぎらない言葉が明るくても心も明るいとはかぎらない言葉が荒くても心も荒いとはかぎらない 言葉に誠実さがあるひとは心にも誠実さがあるとはかぎらな…

枯れはてた砂漠

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 「検討します。。」 右顧左眄なフレーズだ何もしなければ下手糞なシッポはでないこんな都合がいいことはないのである けれども政治の舞台でこれはマズいなにも検討しないまま放置に徹するなにも検討しないまま棄民に徹する だのに。。内閣の支持率…

自ずから然らしむ

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ この地球に住まう命たちの体重を掻き集めたならば、その半分を微生物が占めているという。 この世に在ることごとくには微生物が かかづらっているわけで、なんならボクのこの體だって微生物が綯い交ざりあった集大成であり、皮膚も骨も内臓も脳も何…

自責なんだね

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ ボクたちは必ず死ぬのだ誰ひとりとして例外なく それなのにもかかわらずこの砂漠に産みおとされてこの砂漠で必死に生き続けてこの砂漠に彷徨い果ててゆく目的地などいっさい知らされないままに つらい流転の毎日をかさねたところで瞳に映りこむ景色…

喜劇ですか悪洒落ですか

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 「皆々と同じことをしてくれ!」 きっとあれはコントなんでしょうとにかく この村では目くじらを立てて真顔で叱りつけてくるのですよ 口には雑巾(・・)はめて手には毒(・)すりこんで肩には毒針(・・)刺してくるんだもの 「だって、みんなやっ…

ボクは自分ナノデアル

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ このボクは'自分'という不変的な錯誤を抱えたまま不覚にも生きてきてしまった。あたりまえであるが、生後間もないボクと老衰したボクとでは同じであるはずがない。いやむしろ100パーセント別ものだろう。からだじゅうの数十兆からなる細胞を見…

迷子の鬱然

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ この国ではみんな空気を乱すことを極度に恐れてホントのことを語らないように細心の注意を払っているようだ。 この虚ろな世界でボクたちは安心を求めるがあまりに互いに真実を隠しあい、責任の所在からはシレっと後ずさりしながら、ものごとの白黒…

So What?

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 人生とは節操がないほどに不快だ。けれども、それをどう受け容れて流し去るかは自分次第。いつもご機嫌なひとがいる。もちろん彼にだって不機嫌が無いわけでもなく、さりとてヤセ我慢で苦笑いしているとも思えない。たぶんきっと、ネガティブを上手…

茜さす きみへ

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ どんなに泣ける夕焼けもそこにとどまりつづけるわけじゃない愛するひとたちと ずっといつまでも一緒にはいられない どんなに愛おしく茜さすきみもやがて藍の星空へと滲んでゆくどんなに深い哀しみももう同じようには哀しくないと Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _

逝くべくして

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ わたしは生まれるべくして生まれました 生まれるしか他になかった命であり生きるべくして今日も生き生きるしか他にはない今日なのですここにしかない ここに永続も、循環も、平和も、喧騒も、幸福も、哀れみも、慈しみも、命の全うもあります やが…

委せてしまいなさい

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 水の中でも土の中でもものすごい数の命が日々を営んでいるのだからそれは任せておいたら地球にふさわしいバランスで地球にふさわしい数だけがその生き死にの やりとりを与え奪い 巡らせながらすべてを統べくくるんだよね 眼前に広がる景色は移ろう…