Ninhursag Ninḫursaĝ

生きづらさの処方箋

アタシ 悪くないもん



Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _
アタシ 悪くないもん Ninhursag Ninḫursaĝ


アタシ悪くないのに何故か叱られる
アタシ悪くないのに何故か責められる
アタシ悪くないのに何故か蔑ろにされる


だから逃げなくちゃならないし
いつも泣かなくちゃならない
なんで なんで
アタシばかり損してさ
アタシ悪くないのに・・


最初に_アタシは正しい
つぎに_アナタは意に反する
ゆえに_アタシは悪くない


回し車のアタシ アタシ アタシ
堂々巡りのナンデ ナンデ ナンデ
無限ロールはカラカラと虚しくまわる
そうやって自己愛さんは地雷を踏み
或いは自分で掘った穴へと堕ちていく


今そこに映る景色はアタシという利己
利己が描きだした現実は自分の写し鏡
写し鏡の映りようなど所詮は自照次第
つまり ただのセルフィッシュ
アタシじゃない誰かのせいではなく
すべては アタシの宇宙が仕立てた因果


宇宙におけるアタシではなく
アタシの中に宇宙があって
現実社会におけるアタシではなく
アタシの中に現実世界がある


一人ひとりが独自の宇宙の創造主
アタシの世界ではアタシが創造主
すべてが自分の債権と債務の集積であり
決してほかの誰かのものじゃない


ロバにはロバが美しいのだし
ブタにはブタが美しいのと同じように
アタシの眼には白く映っても
アナタの眼には黒く映るのだ


現実世界はつまり そういうこと
妄想ノイズだけで建て込まれたバーチャル

Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _